人類は劣化しました マラソンを見て、悲しんでる

人類は劣化した。過去を顧みられなくなった。拝金主義に陥ってアスリートファーストなどというデタラメを掲げるようになった。悲しいという記事。

 

なぜ夏にマラソンをするのかわからない

オリンピックは灼熱の中でマラソンをしないといけない。夏にマラソンをするというか、走るということはかなり危険だ。

夏のよく晴れた日中にジョギングをしてみたらわかるが、とにかく暑い。吸う息が暑く息苦しい。頭が痛くなってきて次第に体が動かなくなる。暑すぎて最近は聞かなくなったかもしれない光化学スモッグとかにも気をつけなきゃいけないし、熱中症や脱水症状にも気をつけないといけない。夏に走るなら日が落ちてるか、行ったことはないけど室内とかでトレーニングしてたほうが良さそう。

とにかく、マラソンというのはそんな環境で走るわけだ。

オリンピックは10月開催にするべきだった

なんかよくわからない理由で8月などの真夏に行うことが多い世界陸上やオリンピックでは、マラソンでバタバタと棄権する人々が後をたたないというのは最早風物詩となっている。

これではアスリートファーストであるべきなのに、死人がでる、やばいとなったきっかけが、ドーハでの世界陸上ラソンだったということか。

東京が、1964にオリンピックを10月に行えて2020年に行えない理由が、未だにわからない。これが大人の事情とかお金とかだとしたら、文化的なスポーツの祭典にそんなものを持ち込むなと、世界的に余っているカネをオリンピックに費やしたらどうかとか思う。

これが人類が拝金主義に落ちてしまった成れの果てなのか。

世界記録はどこから出てるか

ラソンの世界記録は、ベルリンやシカゴでよくでてる。女子では日本国内で日本選手が出したことがあるけれども、大体は高速コースとされて、よい環境であるその2つのマラソン大会で出る。例年9月末~10月上旬とかにやってるらしい。

どうしてオリンピックでマラソンの世界記録がでないのですか

ここで一つ疑問なのは、どうしてオリンピックでマラソンの世界記録が出ないのかということである。

暑いから、とか色々あるかなとは思うけど、アスリートファーストは走ると死ぬリスクのある場所から回避しようという意味でその言葉を使っているのだと思うから、最早マラソンで世界記録が出るなんていうレベルではないことは皆わかっていそう。

1964年の東京オリンピックの男子マラソンでは、世界記録が出ている。

アスリートファーストってなんだろう

本来のアスリートファーストって、環境が全部整えば世界記録だって狙えるはずなんじゃねと思う。毎回100メートルや200メートルのトラック競技、走り幅跳びとか投擲とかのフィールド競技見てるとどこかしら出てくるかもと期待できたりするんだけど、マラソンはそんな期待はほぼゼロ。

だから、アスリートファーストというものは、「環境が整えば、世界記録が出るかもしれないという環境を整えること」だと思う。「暑さに強い選手」とかいう選手がいるとは思うけど、観客としては世界記録がみたい。戦った末に出てしまった世界記録とかそういうのが見たい。

「日本の夏に強い日本選手」みたいなアッピールしなくていいから勝てるように時力鍛えてほしい。スポーツマンシップに則ってない気がするから情けなく見える。

夏じゃなくても良くね

ラソンでそういう環境が作り出せないのならば、一度考え直しても良いのではないだろうか。冬にやるとか。