中古なら自分の収入や貯金では手に届かない物を手に入れられる、というやすさから中古品のニーズがあったはずなのに、最近よくある中古ショップとかで売却をしようとするとだいたい目ざとくキズを見つけて査定額を減らしてくる。
大体売却するときのためにパッケージを保存してたりしてたけれど、キズというだけで査定額がかなり落とされてしまう。別に性能が悪くなっているとか、何かがないというわけではないのに。
キズで査定を減らされた
ソフマップで無線LANルーターを売却しようと思い、無線LANルーターを無線LANルーターの箱にしまい、付属品をすべてそろえてソフマップで買取を要求したところ、査定されたのが20%引きの440円だった*1。
その理由が、「一箇所のキズ」だった。
無線LANルーターは設定すればあとは使うだけでなにもないはずなのに、なぜ無線LANルーターにキズがあったからといって20%引きなのだろうか。カメラのレンズやスマホにキズがあって引かれるならわかる*2が、無線LANルーターに引かれるというのは流石に納得ができないということで買取を拒否して手元に戻ってきた。
キズに対して目ざとい
外見が悪いだけで故障してるわけでもない物の査定を落とすというのがどうにも納得できず。中古はそういうものではなかったのだろうか。見た目を気にするとかどうして中古はそうなってしまったのか。使用感のない中古なんてあるのか?中古でも見た目が必要というなら、結局捨てるしかないじゃないか。どれだけ潔癖なんだ。新品買えばいいのでは?
この業界は競争が激しくなりすぎて、中古でもいいというその中古のハードルが上がっていってしまっているのだろう。「めんどくせえから捨ててしまったほうが楽w」とかなったらどうするんだろう。
あと古物商もある。撮影して査定額がx円です、それでは買い取らせていただきますという流れがアプリだけで完結できないのはそのせい*3。
中古には品質が要求され、新品にはコストが要求される
中古へのキズへの目ざとさと、最近のペイペイモールやブラックフライデーセールなどの新品の売り物への品質の非対称性を考えると、だんだんと中古の品質が上回ってくる可能性も考えるようになってきた。そもそも新品の偽物って規制あったっけ。
中古が品質を気にして、新品はコストが気になるというのはなんか矛盾している気がするし、中古には寿命というものがつきものだろうから、それを直せないと壊れて終わりとなってしまいそう。
考えてみたら昨今の新品は、作ったほうが安いとか有り得そうで、いちいち直したりしないし品質も適当でいいとなってそうだな。